姿勢や身体バランスは自分自身では客観的に確認しずらく、また日々の動作、癖により徐々に乱れていきます。
姿勢を変え、身体の重心・身体動作を整えるとスポーツはもちろん日常生活のパフォーマンスが驚くほど変わります。
今回は姿勢の改善と身体動かし方の指導の１例を紹介します。
彼女は日本体育女子大学陸上部の選手で走る時の足裏の痛みで来院。足裏の痛みはケガの早期回復に大きな効力をもつ当院のマイクロカレント治療「エレサス」で２回の治療で終了。
希望により姿勢と運動パフォーマンスの改善を施術指導しました。
彼女の悩みは走るときの
・前ももの疲労
・股関節がうまく引き上げられない
の２点。
姿勢と動きのバランスを検査し、彼女の問題は骨盤が後傾してしまっていることに起因していることがわかりました。
ふくらはぎ～ふともも裏の筋肉が固くなると骨盤が後ろに倒れ、股関節屈曲のメインの筋肉である腸腰筋がうまく働かなくなってしまいます。同時に骨盤が後傾していると足が地面についたときにふとももの前の筋肉に負担が大きくかかるため、上記のような問題が発生しています。
主に骨盤を後傾させえる下肢後面の筋肉をゆるめ、骨盤を前傾を維持する筋肉のトレーニングを15分ほど行った画像です。
〈before→after〉
赤い線が身体の重心。治療後が中心に戻っているのがわかります。
〈動作指導の様子〉
立ち姿もキレイになっているので彼女の運動パフォーマンスはさらに良くなることでしょう。
多くのスポーツは地面の力をうまく身体に伝えることがもっとも重要です。
身体の使い方を変えて、姿勢を調整することでエネルギーをロスすることなく力が身体に伝わり運動のパフォーマンスは向上します。
当院ではストレッチやトレーニング指導で身体のバランスを調整するだけでなく、エレサスを使用した最新のバランス調整プログラムを行っています。
姿勢の改善、運動パフォーマンス向上を希望される方はぜひ一度ご相談ください。
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