野球経験者の4人に1人が悩む野球肘の効果的な予防と治療

夏の高校野球で花巻東にエース佐々木朗希投手を起用せずに敗れたことが賛否両論が巻き起こっている様です。

 

 

本人の思い、チームの思い、ファンの思い、監督思い、家族の思いさまざまかと思います。立場、考え方により賛否がるでしょうが、多くの野球少年のケガをみてきた治療家としては今回の決断は価値のあるものだと感じました。

 

 

少年スポーツ特に少年野球はオーバーユース(使いすぎ)によるケガが多いです。

 

 

本人にとっても大事な試合というだけでなく、苦楽をともにがんばってきたチームメイトへの思い、責任感によって本人は意地でも試合に出たいという気持ちはわかります。が、一度ケガをしてしまうと数か月~数年、最悪、その後一生その競技ができなくなる可能性があります。これは誇張ではなく高校野球、プロ野球でもケガをおして試合に出続けたことで競技生命を縮めで引退を余儀なくされた選手が多くいます。

 

 

今回の大船渡・國保陽平監督の判断はスポーツをする子供たちの身体と今後の競技生命を守るためにも正しいものだったでしょう。

 

 

ケガを防ぐのも指導者の義務です。頭ごなしに言うのではなく本人がやりたがっても選手を守るためにちゃんと話をして納得してもらうことが大事です。

 

 

そして我々はケガをしてしまった選手たちを一分一秒でも早く復帰させること、そして再発しないように全力を尽くしています。

 

 

 

野球肘(内側型)の予防

 

タイトルにもありましたが肘の障害は野球経験者の約4割の人が経験しています。頻発する野球肘(内側型)の予防はまず第一に身体フォームの修正です。

 

 

肘に障害がでる選手の多くは投球側の肩甲骨が引き下げられていることが多く、投球を重ねると筋肉疲労からフォームが崩れ、腕が下がりはじめて肘の内側に負担がかかります。

 

 

身体の構造上、腕が肩よりさがるほどに腕の外旋角度があがるため肘の内側に負荷がかかりやすくなります。

 

 

肩甲骨が引き下げられる原因の一つに前胸(小胸筋)があるのでここをしっかりケアします。練習後にしっかりストレッチしましょう。

 

 

さらに手関節屈筋が肘の内側部に付着しているため、この部分が緊張して短縮していると手首を反ったときに無理に引き延ばされ、肘の骨や靭帯に負荷がかかり炎症を起こすので同時にケアをすると効果的です。

 

 

手関節屈筋~小胸筋までを一気に伸ばすストレッチ動画

 

 

野球肘の早期回復治療

 

野球肘は一度痛みを出すと痛みをとるために1か月~2カ月の投球禁止の時期が必要といわれています。しかし長期間投球動作をしていないと感覚や筋力が衰えてしまうため復帰に時間がかかってしまいます。

 

 

マイクロカレントは傷ついた細胞の修復を早めることができるだけでなく痛めた直後から治療することが可能なので投球禁止期間を短縮させ、ケガの治りが2~3倍早まり早期に競技復帰ができますので野球肘にお悩みの人はぜひお問い合わせください。

 

 


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